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「学術活動の魅力」若手に伝える 千臨技学会 4年ぶり現地開催


 千葉県臨床検査技師会は2月23日、第43回千葉県臨床検査学会を千葉市で開いた。「学術活動の魅力を若手会員に伝えよう!」をテーマに、生物化学分析や血液検査など10の研究班が2つの会場に分かれて活動内容を紹介し、若手会員らに研究班への参加を呼びかけた。


 コロナ禍前以来、約4年ぶりの現地開催。約250人が参加した。


 「まず研究班活動はいかがでしょうか」。生物化学分析研究班の淵上孝一班長(君津中央病院)は研究班の活動内容を紹介し、「活動の場を広げるきっかけとなる」と参加を呼びかけた。研究班は、研修会や精度管理事業などを行い、班員が集まりサーベイ試料の作製も行う。参加の魅力は「他施設の人との交流」だとし、同じ検査分野の人たちと情報交換する楽しさを伝えた。


 全国規模の活動に携わっている検査技師による講演もあった。


 血液検査部門で日本臨床衛生検査技師会の精度管理ワーキンググループ(WG)代表を務めている福田幸広氏(船橋市立医療センター)は、「日臨技精度管理WGのお仕事」と題して講演。1年を通して業務がある大変さを述べながら、自らの考えを事業に生かせたり、国内最大規模の事業に関われたりするメリットを説明した。誰かがやらなければいけない仕事を依頼されたとき、誰かにやってもらうか、自分でやるか、どちらを選ぶのかと参加者に問いかけた。


●県学会は「ステップの場」、活用を


 同日はまた、計24の一般演題の口演があり、審査の結果、最優秀演題に贈る学術奨励賞に千葉大学医学部附属病院検査部の荒井祐香氏と、同病院病理部の羽田桃子氏の2人が選ばれた。


 荒井氏の発表は、APTT試薬の変更について。APTT延長時にループスアンチコアグラント(LA)検査の情報を臨床側に提供する件数が試薬変更後、増加したことを報告し、患者の早期発見に寄与できることを示した。


 羽田氏は、まれな腫瘍とされる成人型顆粒膜細胞腫3例の細胞学的検討について発表した。疾患特徴的な所見とされるCall-Exner bodyを細胞像では3例とも認めなかったことなどを報告した。


綿引会長

 県技師会の綿引一成会長は閉会式の挨拶で、全国規模の学会での発表に向けて「ステップを踏む場」が県学会だとし、積極的な参加を要請。一般演題を発表した会員に対して「講評いただいた内容を持ち帰り、次のステップで発表していただきたい」と期待を示した。

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