「検査DX」で新たな価値見いだす 田村氏勉強会で横地会長mitsui046月16日読了時間: 1分 日本臨床衛生検査技師会の横地常広会長は5月27日、東京都内のホテルで開かれた社会保障勉強会に講師として出席し、改めて「臨床検査DX」を提唱した。デジタル技術やAIを活用して検査室の業務を効率化・省力化し、確保した人的リソースをタスクシフト・シェアに充てる。これにより臨床検査技師の新たな価値を見いだすとの考えを示した。 社会保障勉強会は、自民党の田村憲久元厚生労働相が主催し、日本医師会など医療関係団体の幹部らが参加して定期的に開かれている。横地氏が講師として出席するのは2回目で、同日は講演後、田村氏と日本医師会の松本吉郎会長と壇上で意見交換した。会議は非公開で行われ、終了後、横地会長が講演の内容を本紙に説明した。 横地会長は講演で、臨床検査DXに言及。検査技師は医師や看護師などから新たなタスクを受け取る一方、可能な業務はデジタル技術に代替させ、タスクシフト・シェアを進めていく考えを示した。実現には検査室への新たな設備投資が必要だとし、田村氏に対し、健全な病院経営への支援を訴えた。