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「ELFスコア」肝生検に代わる診断ツールに シーメンス・村田氏、米国では推奨

臨床検査薬事業について説明する村田本部長

 シーメンスヘルスケアグループは4月4日、事業戦略説明会を開いた。シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスの村田大・LS事業本部長は、慢性肝疾患の病態把握に使われる組織メタロプロテアーゼ阻害物質キット「ケミルミ TIMP-1」について「国内でも肝生検に代わる検査法とした使い方が推奨されるのではないかと期待している」と述べ、かかりつけ医などでの病態把握、専門医療機関への紹介などでの活用に期待を寄せた。


 同製品は、血清中のTIMP-1(組織メタロプロテアーゼ阻害物質)を測定する試薬で、2023年8月に販売を開始した。TIMP-1は、肝線維化を評価する指標である「ELFスコア」の算定で必要となる。ELFスコアは、米国の非アルコール性脂肪性肝疾患の診療ガイドラインで肝生検の代替法として推奨されており、低侵襲な投薬指標として肝線維化治療薬の国際共同臨床試験でも活用されているという。


 村田氏は今年2月の保険適用を踏まえて、肝生検に比べて低侵襲で、検査コストも低く抑えることが可能な点をメリットとして挙げた。また、かかりつけ医での検査が容易になることから、重症患者の肝臓専門医への紹介が進む可能性を指摘。「今後、国内でも(米国と同じように)肝生検に代わる診断ツールとして使えるようになることを期待したい」とした。

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