top of page

【新発売】ベンチトップ型NGSの新シリーズ イルミナ「MiSeq i100・MiSeq i100 Plusシステム」

 イルミナはこのほど、ベンチトップ型のNGS(次世代シーケンサー)「MiSeq i100」シリーズ(研究用)を発売すると発表した。国内で600台が稼働する「MiSeqシステム」の12年ぶりの後継品となる。出力を従来の4倍に高め、最短4時間で結果を提供する。また、試薬セットは常温で保管でき、冷蔵や解凍を不要にした。当日中の迅速な結果報告が求められる検査ニーズなどに対応する。

 最大出力が15Gb・2500万リードの「MiSeq i100システム」と、最大30Gb・1億リードの「MiSeq i100 Plusシステム」の2つの製品ラインアップ。上位機種のPlusシステムは昨年12月に出荷を開始した。i100システムは2025年半ばに発売する予定。

 常温保存できる試薬や消耗品を採用し、測定のワークフローをシンプルにしたのが特徴。測定に用いるカートリッジは一体型で、装置内にセットし画面で設定するなどの3つのステップで測定できる。

 ランタイムは4~15.5時間。従来機種の4~56時間から短縮させた。病原体の全ゲノム解析を4時間でできるという。また、試薬を一新し、リード長の長い領域でも高い精度を確保した。

 装置のサイズは、幅40.2cm・奥行き44.8cm・高さ65cm。希望小売価格(税抜き)はPlusシステムが1923万2000円。

MiSeq i100・MiSeq i100 Plusシステム

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

その他の最新記事

bottom of page