【新発売】妊婦のトキソプラズマ感染時期を推定 アボット「Toxo-IgG Avidity」 アボットジャパンは10月21日、妊婦のトキソプラズマ感染時期を推定するトキソプラズマIgGアビディティー検査薬「Toxo-IgG Avidity・アボット」の製造販売承認を10日付で取得したと発表した。高値の場合、感染後4カ月以上経過したことを示し、分娩まで長期間投与される抗菌薬の中止を検討できる。保険収載後に販売するが、同社では「ニーズに応じて対応予定」としている。 同社の自動分析装置ARCHITECTシリーズ、Alinityシリーズで用いる。 アビディティーは抗原と抗体の結合力の総和で、通常、感染から時間が経過すると高値になる。同試薬でアビディティーが60%以上であると4カ月以上前にトキソプラズマ症に感染したことを強く示す。 現行の抗トキソプラズマ抗体検査で妊娠初期に感染が疑われた場合に追加検査として使用できる。 トキソプラズマ症は、トキソプラズマ原虫による感染症。妊娠中の女性が初めて感染すると胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や流産の原因となる先天性トキソプラズマ症を発症する可能性がある。このため妊婦の初感染が疑われる場合、発症抑制薬(抗菌薬スピラマイシン)を投与するが分娩まで長期の投薬に不安を感じる妊婦が多いという。資料はこちら
アボットジャパンは10月21日、妊婦のトキソプラズマ感染時期を推定するトキソプラズマIgGアビディティー検査薬「Toxo-IgG Avidity・アボット」の製造販売承認を10日付で取得したと発表した。高値の場合、感染後4カ月以上経過したことを示し、分娩まで長期間投与される抗菌薬の中止を検討できる。保険収載後に販売するが、同社では「ニーズに応じて対応予定」としている。 同社の自動分析装置ARCHITECTシリーズ、Alinityシリーズで用いる。 アビディティーは抗原と抗体の結合力の総和で、通常、感染から時間が経過すると高値になる。同試薬でアビディティーが60%以上であると4カ月以上前にトキソプラズマ症に感染したことを強く示す。 現行の抗トキソプラズマ抗体検査で妊娠初期に感染が疑われた場合に追加検査として使用できる。 トキソプラズマ症は、トキソプラズマ原虫による感染症。妊娠中の女性が初めて感染すると胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や流産の原因となる先天性トキソプラズマ症を発症する可能性がある。このため妊婦の初感染が疑われる場合、発症抑制薬(抗菌薬スピラマイシン)を投与するが分娩まで長期の投薬に不安を感じる妊婦が多いという。資料はこちら