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【新発売】顕微授精に特化した倒立顕微鏡  ニコン子会社「ECLIPSE Ti2-I」

 ニコン子会社のニコンソリューションズは7月5日、不妊治療の顕微授精に特化した電動倒立顕微鏡「ECLIPSE Ti2-I」(エクリプス・ティーアイツーアイ)を発売した。ICSI(卵細胞質内精子注入法)、IMSI(卵細胞質内形態選別精子注入法)に用いる。独自の光学技術により、卵子の紡錘体を全方位でカラー表示でき、識別しやすいことなどが特徴。

 顕微授精では、マニピュレーターの調整や精子の選別などのプロセスごとに複数の設定を変更し、顕微鏡の観察モードを切り替える。新製品は、6つあるボタンのそれぞれに複数の設定を登録でき、ワンタッチで観察モードを切り替えられる。

 接眼レンズをのぞいたままでも操作できるボタンを配置し、選択中の観察モードが表示される手元のディスプレーを採用した。また、登録内容と異なる設定で使用した場合にアラート表示し、操作ミスを防ぐ。

 同社によると不妊治療の件数増に伴い胚培養士の負担が増え、作業の効率性や正確性が求められている。新製品の発売により、胚培養士の負荷軽減をサポートする。

 価格は顕微鏡とマニピュレーターなどのセットで800万~1000万円(税込み)。

ECLIPSE Ti2-I

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