【新製品】可溶性C型レクチン様受容体を測定 PHC「sCLEC-2測定キット」kona363月17日読了時間: 1分 PHCホールディングス傘下のPHCは3月3日、血小板活性化に伴い血中濃度が上昇する可溶性C型レクチン様受容体(sCLEC-2)を測定する「sCLEC-2測定キット」を認定検査試薬として発売したと発表した。山梨大学の井上克枝教授の研究グループが発見したsCLEC-2を測定する。共同開発により、同社の「全自動臨床検査システムSTACIA」の専用試薬として製品化した。 従来の血小板活性化マーカーは専用の採血が必要だが、sCLEC-2は通常の凝固検査と同様にクエン酸加血漿検体を使用して測定できるため、より簡便に検査を行うことが可能。また、sCLEC-2は血小板活性化マーカーとして脳梗塞などの動脈血栓症に関連して血中濃度が上昇することが報告されており、バイオマーカーとしての活用が期待されているという。 今後、臨床情報の収集などに取り組みながら体外診断薬として承認取得を目指す。資料はこちら