日本高血圧学会は1月19日、能登半島地震で被災地の避難生活が長期化している状況を踏まえ、「寒冷被災地における血圧管理と高血圧合併症予防の要点」をまとめた。高血圧などのストレス関連循環器疾患対策が目的で、避難者がチェックリスト方式で対策を確認する。
要点として掲げたのは、寒さ対策や睡眠、運動、食事、感染症予防、血栓予防など10項目。服薬の継続に加え、血圧が140mmHg以上なら医師、看護師、保健師に相談することを勧めた。特に160mmHg以上ならできるだけ早い時期に医師に相談する。
被災地域の避難所に配布するほか、学会ホームページの「自然災害関連情報」ページからダウンロードできる。