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がんパネル検査の患者10万人突破 国がん、データ利活用も進展

  • kona36
  • 5月26日
  • 読了時間: 1分

 国立がん研究センターは5月8日、2019年6月から始まった保険診療でのがん遺伝子パネル検査の登録患者数が10万人を突破したと発表した。同センターがんゲノム情報管理センター(C-CAT)の登録患者は、25年3月末時点で10万123人。

 同センター長の河野隆志氏は同日の記者会見で、保険診療によるパネル検査での診療支援とともに、遺伝子変異などの患者データの利活用が行われている取り組みは、世界でも類を見ないと指摘した。

 河野氏の説明によると情報の二次利用には患者の99.6%(25年3月末時点)が同意しており、ほぼ全ての登録患者データが活用可能な状況。また、遺伝子パネル検査後の治療選択状況は、保険診療71.1%、企業治験13.2%、患者申出療養7.4%、医師主導治験4.2%、先進医療0.3%―などとなっている(24年12月4日までの通算)。保険診療だけでなく、治験や患者申出療養などにより、遺伝子変異にマッチした治療が選択されている。
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