top of page

がん治療最適化で共同研究 大阪大と住友ゴム

 大阪大学大学院医学系研究科生体病態情報科学講座の山本浩文教授らの研究グループと住友ゴム工業はこのほど、がんの治療最適化などに向けて、住友ゴムが開発した「がん細胞吸着キット」を活用した共同研究を推進すると発表した。

 共同研究でがん活性化シグナルを探索して分子標的治療の最適化を進めるとともに、吸着・培養させたがん細胞を活用して新薬開発などの治療法確立につなげたい考えだ。

 同大の山本教授らと住友ゴムの共同研究では、がん細胞吸着キットを使ったがん細胞の活性化メカニズムに関する共同研究を実施中。同キットは血中循環がん細胞(CTC)を選択的に吸着させることができ、特定のCTCだけを吸着、回収することも可能。同キットを活用するとともに、がん細胞の活動を規定する分子相関係数と人工知能を駆使した最新の解析モデルを導入して研究が進められている。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

その他の最新記事

MTJメールニュース

​株式会社じほう

bottom of page