top of page

がん領域での分子診断領域を強化へ 日立ハイテク

説明会で事業の状況を紹介した手島本部長
 日立ハイテクは、がん領域を中心とした分子診断領域を強化する。ヘルスケア事業戦略本部の手島亮本部長は12月9日、報道関係者向けに開いた事業説明会で、「パートナー企業との協創で診断技術を進化していきたい。早期診断や再発のモニタリングで、より高度な治療選択の実現に貢献したい」との考えを示した。

 日立ハイテクは2024年度までの中期経営計画で分子診断分野への参入を打ち出している。2024年8月に米国でヒトゲノムの構造多型解析技術開発を手がけるNabsys社を連結子会社化した。同社とは2019年に業務提携しており、同社が強みを持つゲノムマップ技術を活用して、ゲノム構造多型に基づく診断・治療支援につなげる。現段階で遺伝性がんや希少がんを対象に、構造的な遺伝子変異に関して疾患との関連性を探索している。

 また、血液がん領域の検査サービス事業やコンパニオン診断薬(CDx)の開発、製品化に強みを持つ米Invivoscribe社と2022年から業務提携しており、血液がんの早期診断、治療開始に向けた活動を進めている。
2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

その他の最新記事

bottom of page