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アルブミンBCG法は4月以降も算定可 経過措置の延長は2回目


 2024年度診療報酬改定では臨床検査に関連する項目も見直される見通しだ。厚生労働省は1月31日の中医協総会で、今年3月末までとしていたアルブミンのBCG法によるものの経過措置を延長する方針を示した。臨床実態などを踏まえた対応。経過措置の延長は2回目となる。


 遺伝学検査では、対象疾患に神経線維腫症、アレキサンダー病などの指定難病を追加する。また、遺伝学検査では、患者から1回に採取した検体で複数の遺伝子疾患検査を実施した場合に、一定点数の加算を認める。


 医療費適正化への対応では、衛生検査所検査料金調査に基づき、外注検査の実勢価格と保険償還価格との乖離が大きい検査の評価を見直す。


●抗HLA抗体は算定要件など見直し


 抗HLA抗体検査は、医学的に既存抗体陽性が疑われる場合や臓器移植での生着率を上げるため脱感作療法対象者をスクリーニングできるよう、対象患者と算定要件の見直しを行う。


●胚凍結保存管理料の算定上限年数は撤廃


 不妊治療の関連では、凍結・融解胚移植のため、不妊症患者とそのパートナーから採取した卵子と精子で作成された胚に関する「胚凍結保存管理料」の算定要件を変更。これまで凍結保存の開始から起算して「3年を限度」としていた算定上限を撤廃した。年1回の算定には変更はない。




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