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インフル報告が増加「かなり多い状況」続く 感染症週報の第10週


 国立感染症研究所は3月25日、感染症週報の第10週(3月4~10日)を発表した。インフルエンザの定点当たり報告数は16.14となり、前週の13.96から増加に転じた。過去5年間の同時期と比較してかなり多い状況が続いている。都道府県別では石川(37.10)、北海道(35.01)、新潟(31.79)が多い。


 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、定点当たり報告数が4.41で、2週連続の増加となった。過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位は、山形(10.18)、北海道(10.17)、鳥取(8.84)。


●エキノコックスなど報告


 全数報告の感染症の主な状況は以下の通り。


▽結核(2類):227例(前週258例)

▽腸管出血性大腸菌感染症(3類):21例(前週26例)

▽エキノコックス症(4類):1例(前週なし)

▽重症熱性血小板減少症候群(4類):1例(前週1例)

▽つつが虫病(4類):3例(前週なし)

▽デング熱(4類):2例(前週1例)

▽アメーバ赤痢(5類):7例(前週7例)

▽ウイルス性肝炎(5類):3例(前週2例)

▽カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症(5類):21例(前週27例)

▽急性脳炎(5類):8例(前週10例)

▽クリプトスポリジウム症(5類):2例(前週なし)

▽劇症型溶血性レンサ球菌感染症(5類):36例(前週33例)

▽侵襲性髄膜炎菌感染症(5類):2例(前週1例)

▽梅毒(5類):191例・累積2299例(前週201例)

▽バンコマイシン耐性腸球菌感染症(5類):3例(前週3例)


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