
国立感染症研究所は3月29日、感染症週報の第11週(3月11〜17日)を発表した。インフルエンザの定点当たり報告数は17.26となり、2週連続で増加した。過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は新潟(38.00)、石川(36.69)、北海道 (33.66)で前週と同じ顔ぶれ。
また、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は定点当たり報告数が3週連続の増加となった。
●細菌性赤痢など報告
全数報告の感染症の主な状況は以下の通り。
▽結核(2類):199例(前週227例)
▽細菌性赤痢(3類):2例(前週なし)
▽腸管出血性大腸菌感染症(3類):26例(前週21例)
▽エキノコックス症(4類):1例(前週1例)
▽重症熱性血小板減少症候群(4類):1例(前週1例)
▽デング熱(4類):7例(前週2例)
▽アメーバ赤痢(5類):6例(前週7例)
▽ウイルス性肝炎(5類):4例(前週3例)
▽カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症(5類):27例(前週21例)
▽急性脳炎(5類):6例(前週8例)
▽劇症型溶血性レンサ球菌感染症(5類):32例(前週36例)
▽侵襲性肺炎球菌感染症(5類):32例(前週21例)
▽梅毒(5類):181例・累積2603例(前週191例)
▽バンコマイシン耐性腸球菌感染症(5類):1例(前週3例)