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トレーサビリティー確認、上位物質の使用考慮を 日医の調査報告会で高木氏

  • kona36
  • 3月31日
  • 読了時間: 1分

 日本医師会は3月14日、東京・本駒込の日医会館で2024年度の臨床検査精度管理調査報告会を開いた。臨床検査精度管理検討委員会の各委員が分野別に調査結果を解説し、臨床化学や免疫学、尿検査でトレーサビリティーの確認が重要であることを一致して指摘した。また、PT-INRは、方法内CV(変動係数)が改善され、一括評価を行う目安の7%程度に近づいた。

 今年度調査の参加施設は前年度から6施設増の3206施設。約76%を大学病院以外の病院・診療所が占める。調査項目は臨床化学26項目、免疫学検査13項目、尿検査3項目、血液学検査8項目の計50項目。

 その結果、トレーサビリティーを確認している施設の割合は、93.8±2.0%となり、前年度調査(93.4±1.3%)から引き続き増加した。

 また、調査結果が3SD以上乖離(外れ)した施設の割合は、トレーサビリティーの確認の実施施設が1.02±0.47%だったのに対し未実施施設は3.16±1.80%と高かった。未実施施設は、総蛋白やアルブミン、ブドウ糖のCVが実施施設より大きくなるなど、改めてトレーサビリティーの重要性が示された。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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