GEヘルスケア・ジャパンは12月13日、自社製品を含むポケットサイズの超音波診断装置(ポケットエコー)に関する医療現場での活用実態調査の結果を発表した。医師のみで運用されているのが89%、医師と看護師が7%で、医師・看護師を含むチーム内で活用しているとの回答が3%だった。また、ポケットエコーの評価(利点)としては「即時診断ができる」との回答が82%。この結果について同社では「即時診断ができることがポケットエコーの使用で最も評価されている」と分析した。
アンケートは、診療所医師向けサイト「GEヘルスケア プライマリケア」に登録している医師を対象に今年11月に実施し303人から回答を得た。このうちポケットエコーを所有している医師は184人で、94%の所有医師が、手軽さや携帯性、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末との連携の面で有用性を感じていた。
ポケットエコーの活用により「再入院」を防いだのは16%。一方、在宅医療、訪問診療を行っている医師では37%が再入院を防いだことがあるとしている。また、病巣の早期発見や迅速な治療計画を成功させるのに役立ったとしたのは66%。在宅・訪問診療をしている医師では83%に上った。
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