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一般用インフル検査キットの指針を改定へ 鼻腔内噴霧のワクチンで偽陽性の可能性


 鼻腔内に噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」(第一三共)を使った人に偽陽性が出る恐れがあることから、厚生労働省の部会は1月16日、インフルエンザウイルスを検出する一般用の検査キットのガイドラインを改正し、注意書きを追加することを決めた。

 接種後の一定期間、ワクチン由来のウイルスにより「陽性の結果が出る場合があります」と、添付文書や説明資料などへの記載を求める内容。パブリックコメントを募集した後、全国の自治体などに改正を通知する。

●1週間程度は偽陽性の可能性

 フルミストの審査報告書によると国内臨床第3相試験において、ワクチン接種後、608例中11例(1.8%)がPCR陽性となり、ワクチン由来のウイルスが同定されている。うち9例はインフルエンザ迅速検査で陽性反応を示した。「接種から少なくとも1週間程度は、迅速検査において本剤由来のインフルエンザウイルス(低温馴化株)に対して陽性反応を示す可能性がある」としている。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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