シスメックスと富士レビオ・ホールディングス(HD)は12月13日、各社が保有する免疫検査用試薬の原料の相互供給に基本合意したと発表した。抗原や抗体を中心に広範な原料を両社で調達し合うことで、コストメリットを確保しつつ、需要拡大に対応できる安定的な原料調達体制を構築する。
両社は、シスメックスの全自動免疫測定装置「HISCL」シリーズ専用試薬を富士レビオ側が受託開発製造する契約を10月に締結しており、同契約での試薬開発や原価低減の効果も狙う。
今回の基本合意は10月に両社が締結した免疫検査領域での業務提携基本契約の一環。