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入国前結核スクリーニングを導入へ フィリピンなど6カ国対象


 厚生労働省は、アジア6カ国を対象に入国前結核スクリーニング(入国前スクリーニング)を導入する。フィリピン、ベトナム、ネパールの3カ国については2025年9月までに運用を順次開始する。インドネシア、ミャンマー、中国の3カ国は実施時期を協議中。昨年12月26日に開かれた結核部会に報告した。

 入国前スクリーニングは留学や就労を目的として、日本で3カ月以上の滞在を希望する人が対象。厚労省が各国の医療機関のうち、検査や診療が一定の水準にある施設を「指定健診医療機関」として選定し、問診や身体検査、胸部X線検査を受けるよう求める。

 受診の結果、結核の疑いがない場合には「結核非発病証明書」を医療機関が交付し、在留資格認定などの手続きに進む。受診結果で結核の疑いありとなった場合、喀痰検査を実施し、発病の有無を判断。発病がないとされた場合は非発病証明書が交付され、入国に向けた手続きが行われる。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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