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咽頭結膜熱、減少も「かなり多い状況」 感染症週報第49号



 国立感染症研究所は12月22日、感染症週報第49号(12月4~10日)を公表した。咽頭結膜熱の全国の定点当たり報告数は3.48(前週3.72)に減少したが、過去5年間の同時期と比べてかなり多い状況は変わらない。報告が多い都道府県は、福井(8.76)、北海道(7.59)、富山(6.59)の順。


 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は4.83となり、11月6日の週から増加が続いている。過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は鳥取(10.68)、宮崎(8.31)、千葉(8.17)。


●梅毒が1万4000例超す


 全数報告の感染症の主な状況は以下の通り。

▽結核(2類):233例(前週279例)

▽細菌性赤痢(3類):2例(前週4例)

▽腸管出血性大腸菌感染症(3類):38例(前週64例)

▽腸チフス(3類):1例(前週なし)

▽エムポックス(4類):1例(前週1例)

▽回帰熱(4類):1例(前週なし)

▽つつが虫病(4類):46例(前週53例)

▽デング熱(4類):3例(前週7例)

▽日本紅斑熱(4類):2例(前週3例)

▽カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症(5類):28例(前週34例)

▽梅毒(5類):192例・累計1万4088例(前週180例)



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