子宮頸がん検診にLBC検体を 関連5団体が共同宣言mitsui047月14日読了時間: 1分更新日:7月14日 第66回日本臨床細胞学会総会(春期大会)は6月27〜29日、東京都内で開かれた。同総会の田畑務会長(東京女子医科大学)は29日の会長企画で、子宮頸がん検診にLBC検体を用いるべきだとする「Japan LBC宣言」を発表した。同学会や日本産科婦人科学会など関連の5団体が賛同し、27日付で5団体のトップが宣言書に署名した。 賛同したのはほかに、日本婦人科腫瘍学会、日本産婦人科医会、日本婦人科がん検診学会の各団体。5団体トップの連名で、「われわれは、子宮頸がん検診においては、LBC検体を用いるべきであることをここに宣言いたします」としている。 田畑氏は29日の会長企画で、HPV検査単独法や併用法など、望ましい検診方法にはなお議論が必要だとしつつ、「その中で共通することが一つある。LBC(検体)を統一して使っていかないといけない(ことだ)」と述べた。 LBC検体は、▽1回の検体採取でHPV検査と細胞診ができる▽見る範囲が狭く細胞像がクリアで検診に最も適当―と2つの利点を指摘した。