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専門性生かして性教育活動 福井技師会、小中高など約130カ所で講演

講演に臨む宇野氏(左)と南保氏(右)
 第34回福井県医学検査学会が4月21日開かれ、特別講演では福井県臨床検査技師会が小中高生などを対象に取り組んできた性教育活動の報告があった。2007年から現在までに小中高112校を含めた130件を超える公開授業や講演を実施してきたことが紹介され、臨床検査技師の専門性を生かした地域貢献の取り組みの意義を共有する場となった。

 福井県技師会では、2006年末に始まった性教育等に関する文部科学省委託事業に、日本産婦人科医会福井県支部、日本助産師会福井県支部と共に参加。現在までに小中高112校、特別支援学校2校、教職員対象の研修会3件、検査技師や医療従事者対象の研修会16件を継続的に行ってきた。

●年齢に応じて啓発テーマを設定

 同日は福井県技師会「性教育チーム」の福井循環器病院・南保栄美子氏と、林病院・宇野良美氏の2人が活動状況を報告した。小中高の学校での公開授業等では年齢に応じたテーマを設定しながらの啓発活動を進めてきたことを紹介。例えば、小学生ではハンカチや図書館の本、階段の手すりなどの細菌を培養する様子を視覚的に示すことで手洗いの重要性を知ってもらえるように、中高生では性感染症の疾患概念や感染経路などを理解できるように意識したという。南保氏は、講演を聴いた中学生から性感染症の予防や、命の大事さを理解できたとの声が寄せられたことに触れた上で、「こちらの思いがしっかり伝わったことに感動し、子どもたちの将来に少しでも関われたことが17年間も活動できていることの原動力だ」と述べた。

 今後の課題としては、これからも継続的に活動していくためには担当者の確保や、啓発内容をブラッシュアップしていく必要があると説明。検査技師として、子どもたちの成長に貢献できる活動のやりがいを強調した上で、「興味がある人はぜひ、声をかけてほしい」と参加した会員に呼びかけた。

若手検査技師ら約100人が参加した

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