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微生物検査・採血料の増点など検討へ 中医協分科会


オンライン併用で開かれた医療技術評価分科会

 厚生労働省は11月20日、次期診療報酬改定で760件の医療技術を評価対象とすることなどを中医協の医療技術評価分科会に提案し、了承された。臨床検査関係学会が要望した微生物学的検査や採血料の増点も含まれている。分科会は今後、委員による事前評価を進め、来年1月中旬ごろに予定する次回会合で評価結果を取りまとめる。


 検査関係学会が提出した提案書について新規技術の内容を見ると、日本臨床検査医学会が新規技術として提案した「凝固因子(第Ⅷ因子、第Ⅸ因子)(合成基質法)」のほか、日本輸血・細胞治療学会の「輸血機能評価加算」、日本病理学会の「国際標準病理診断管理加算」は評価対象とする技術に振り分けられた。


 「輸血機能評価加算」は、輸血機能評価認定制度(I&A制度)の認定基準を満たした施設を評価するのが目的。日本輸血・細胞治療学会は「血液製剤の保管管理や適正使用の推進状況を確認することで廃棄率、不適正輸血の削減が期待できる」としている。


 日本臨床検査専門医会が要望していた「国際標準検査管理加算の外来症例での評価」も評価対象になった。現行の加算は算定が入院症例に限られるため、ISO 15189などの認定維持費用を十分に賄えない状況にあるとして、外来の検体検査での精度管理業務にも加算を設定することを求めている。




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