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抑制遺伝子のメチル化、咽頭がんで高頻度に 岡山大など、唾液検査に期待


 岡山大学病院消化器内科、市立広島市民病院内科などの研究グループは、早期下咽頭がん患者の唾液中DNAで、がん抑制遺伝子の一つであるDCC遺伝子の異常なメチル化が高い頻度で起きていることを確認したと発表した。下咽頭がんの早期発見では上部消化管内視鏡が活用されるが、非侵襲的に多量に採取できる唾液による検査が確立できれば「咽頭がんのハイリスク患者の早期診断に有用なツールとなる」としている。


 研究成果は 同大病院の平井亮佑医員、衣笠秀明助教らがまとめ、3月27日発行の「British Journal of Cancer」(オンライン版)に掲載された。


 平井氏らのグループは、同大病院で早期下咽頭がんの内視鏡治療を行う患者61例と、下咽頭がんのない患者51例からそれぞれ唾液の提供を受けて、下咽頭がんの関連遺伝子発現に影響があるメチル化の頻度をPCRの手法で比較検討した。


 解析結果では、早期がんの治療前の患者の唾液中DNAではDCC遺伝子のメチル化頻度が極めて高いことが分かった。DCC遺伝子のメチル化量を調べることで感度82.8%、特異度90.2%という性能で下咽頭がんの診断が可能になったという。


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