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抗微生物薬の「手引き」改訂案 厚労省、検査技師も対象に

  • kona36
  • 7月7日
  • 読了時間: 2分
 厚生労働省は6月24日、「抗微生物薬適正使用の手引き」の第4版の案を関連の作業部会に示した。現在の第3版から章立てを変え、「医科・外来編」「医科・入院編」「薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編」「歯科編」の4部構成とした。

 医科編の対象者に、医師や看護師などと共に臨床検査技師を明記した。抗微生物薬の適正使用などを記した総論部分は、対象の全ての職種が知っておくべき内容だとしている。今後、関連する小委員会や感染症部会でも議論し、成案にしていく。厚労省は、9月の公表を目指している。

 第4版の案では、記載内容ごとに主に対象とする職種を示している。対象の全職種が「はじめに」や「総論」の内容を知っておくべきとする一方、感染症診療や感染対策などに従事する臨床検査技師に対しては、入院患者における抗微生物薬適正使用編、「医科・入院編」の別冊と補遺の内容を知っておくべきだと推奨した。さらに、一般外来における成人や小児、乳幼児編は、知っておくことが望ましい内容だとした。

 「医科・外来編」の案では、急性気道感染症や急性下痢症の疾患別に診断方法や鑑別疾患などを記載した。在宅医療にも言及し、「標準的な感染症診療の実践と、抗微生物薬の適正使用が不可欠」と記した。在宅現場でも培養検査の情報を活用するよう呼びかけた。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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