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抗菌薬使用量が22%増 2023年集計


 国立国際医療研究センター病院AMRリファレンスセンターは8月6日、2023年の全国抗菌薬販売量調査をまとめた。販売量に基づく住民1000人・1日当たり抗菌薬使用量(DID)は11.96で、2022年に比べて22.3%増加した。適正使用の指標の一つとなるAWaRe分類別で、第1選択薬と第2選択薬の割合を示すAccess比は23.23%で0.91ポイント低下した。限定的に使用すべき抗菌薬の使用割合を示すWatch比は75.68%で1.15ポイント増となった。

 2023年の抗菌薬販売量を系統別にDID値で見ると、最も多かったのは内服マクロライド(3.45)で、内服フルオロキノロン(2.07)、内服第3世代セファロスポリン(1.94)の順。いずれも前年に比べ使用量が増加した。

 2023年のDIDを、政府の最初のAMR対策アクションプランの最終年である2020年と比べると、17.5%の増加となっている。

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