積水化学工業は11月15日、報道関係者向けの懇談会を開き、2023年度上期業績などを報告した。上脇太代表取締役専務執行役員は「積水メディカル・クリエイティブ・ラボラトリー(SMCLセンター)」の事業展開として、原発性免疫不全症や脊髄性筋萎縮症などの「拡大新生児スクリーニング検査」の受託拡大、試薬販売の強化を図る考えを示した。
SMCLセンターは子会社の積水メディカルが、検査受託を目的に2016年に茨城県東海村に開設。電気化学発光免疫測定法や液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析法(LC-MS/MS)、real-time PCR法を活用した検査受託事業を展開している。