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日臨技との分担と連携が不可欠 日技連の神戸氏

  • mitsui04
  • 6月16日
  • 読了時間: 2分

講演する神戸氏
講演する神戸氏
 日本臨床衛生検査技師会の政治団体、日本臨床検査技師連盟(日技連)の神戸翼青年部長(永生総合研究所所長)は5月25日、山口市で開かれた山口県医学検査学会で講演した。臨床検査技師を取り巻く環境が変わりつつある中、検査現場のルールを作り変えるためには国への働きかけが重要になると強調。検査技師の処遇改善も含めた要望の実現には「技師会と技師連盟の役割分担と連携が不可欠」と述べ、連盟活動への協力を呼びかけた。

 神戸氏は講演で、人口構造の変化に伴う検査ニーズの減少や、急速に進展する技術革新や生成AI等の普及、政府が進める医療DX(デジタルトランスフォーメーション)施策などが検査技師の職場環境を大きく変えつつあることに言及。病院経営も厳しく、検査部門の人員削減や省力化がさらに進む可能性があると見通した。

 その上で、こうした大きな環境変化に対応していくためには、「法制度や政策といったルールを学び、政治というルール作りを学ぶ必要があるのではないか」などと指摘。「現場だからこそ見える課題があるし、それを掘り下げて議論し言語化、共有化してルールの在り方を考えてほしい」と求めた。

●政治連盟「会員数は大きな力」

 職能団体としての政策提言力、実現力を高めるためには、日技連を通じた国への働きかけが重要になると強調した。日技連については「ルールを作り変えていく政治で欠かせない存在であり、技師会との役割分担と連携が不可欠。どちらか一方だけでは限界があり、その会員数は技師会同様に大きな力になる」などと訴えた。
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