日本臨床衛生検査技師会はこのほど、2023年度の各種表彰受賞者を決めた。日臨技有功賞は、会長賞を日本臨床検査同学院事務局長の三村邦裕氏が、特別賞を自治医科大学医学部外科学講座の味村俊樹氏、湘南慶育病院の前田耕太郎氏の医師2人がそれぞれ受賞した。功労賞は該当者がいなかった。
三村氏は、千葉科学大学などで41年にわたって臨床検査技師養成に携わり、日臨技の医療技術部門管理資格制度の創設にも貢献した。
味村氏、前田氏は、臨床検査技師の新たな業務範囲となった大腸肛門機能検査について、厚生労働大臣指定講習会のテキストの作成や実技講習会の講師を務めるなどして臨床検査技師の地位向上に貢献した。
また日臨技貢献賞は、個人として長野県臨床検査技師会元会長の實原正明氏(飯田市立病院)、団体として滋賀県臨床検査技師会が受賞した。
地域貢献賞は藤野高志氏(北日本支部、いちかわクリニック)ら10人に贈る。
学術奨励賞は、会誌「医学検査」の掲載論文の中から選ばれる最優秀論文賞を星雅人氏(藤田医科大学)、昨年の日本医学検査学会の発表演題から選ばれる最優秀演題賞を石澤毅士氏 (慶應義塾大学病院)がそれぞれ受賞した。35歳以下が対象の特別奨励賞は、瀬戸口知里氏(大森赤十字病院)ら4人。
結核予防会の結核研究奨励賞は、武井理美氏(順天堂大学医学部附属順天堂医院)が選ばれた。
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