検査技師などにも勤務間インターバル 厚労省が運用マニュアルkona364月28日読了時間: 1分 厚生労働省はこのほど、臨床検査技師や看護師など医師以外の医療関連職種を対象とした「勤務間インターバル制度導入・運用マニュアル」をまとめた。医療業界の特徴である不規則な勤務体制や人手不足などを踏まえ、働き方改革の一環として、勤務間インターバル制度の導入を呼びかけている。 マニュアルでは医療業界特有の課題として、▽柔軟なシフト調整の難しさ▽緊急対応の可能性が常時ある▽勤務間インターバル確保の必要性への意識が不十分―の3点を指摘している。その上で、勤務間インターバル制度は労働環境改善の有効な手段であるとして、制度の具体的な導入・運用手順を詳しく解説している。実際の導入事例も紹介し、取り組みを促している。 具体的には、労使の話し合いを土台として、▽制度導入の検討▽制度設計▽制度の導入・運用▽制度内容・運用方法の見直し―の4ステップでPDCAサイクルを回しながら進めることが重要と指摘。成功させるためのポイントとして、本格導入前の試行運用や職場風土の醸成、インターバル時間の適切な把握・管理に向けた仕組みの導入を挙げている。 マニュアルは、働き方・休み方改善ポータルサイトからダウンロードできる。