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生化学・免疫システムを合同で販促 「LABOSPECT」と「AIA-CL」を接続

 日立ハイテク、東ソー、栄研化学の3社は8月20日、生化学・免疫搬送システムについて国内で合同で販促すると発表した。日立ハイテクの生化学分析装置と東ソーの免疫測定装置を接続し、日立ハイテクの検体前処理分注装置も組み合わせる。生化学・免疫統合自動分析システムとして3社で拡販する。

 日立ハイテクの「LabFLEX」「LABOSPECTシリーズ」と、東ソーの「AIA-CLシリーズ」を接続する。生化学・免疫関連試薬を手がける栄研化学が中心となって検査システムを構築する。

 医療機関のニーズに合わせたレイアウトへの対応のほか、ワンストップ検査の実現、業務支援システムによる管理業務効率化の提案が可能になるとしている。LABOSPECTやAIA-CLの各機種を自由に組み合わせられ、複数台数も設置できる。配置スペースに合わせた柔軟なレイアウトが可能だとしている。

 各装置の一元管理では、ISO 15189や改正医療法に対応した日立ハイテクの業務支援システム「LaboQ」を採用し、AIA-CLシリーズ用にカスタマイズする。各装置の測定結果やキャリブレーション・精度管理データ、試薬ロット、機器エラーデータなどの情報をリアルタイムにオンラインで取り込めるようになり、検査業務の質の向上と効率化につながるデータが活用できるとしている。

 統合システムの名称は「IFシステム」で、無限を意味する「Infinity」から名付けた。

 3社の販売網を活用して導入を提案する。フォロー体制を充実させ、医療の質と顧客満足度の向上を図る方針。

IFシステム(一例)

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