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甲状腺中毒症の鑑別に血流量評価が有用 土岐氏が検討結果を報告

  • kona36
  • 3月31日
  • 読了時間: 1分
隈病院が開いた研究会
隈病院が開いた研究会
 甲状腺専門の隈病院(神戸市)が3月1日開いた研究会では、同病院臨床検査科の土岐純菜氏が甲状腺中毒症に対する超音波検査の有用性について講演した。バセドウ病と無痛性甲状腺炎の鑑別についての検討結果を示し、甲状腺内血流量が鑑別に有用だと報告した。

 報告したのは、未治療の甲状腺中毒症患者207例(バセドウ病188例、無痛性甲状腺炎19例)の検討結果。初診時の超音波画像を用いて甲状腺両葉の平均血流量を評価した。

 その結果、両疾患の間に有意差を認め、超音波検査でのカットオフ値を設定した。バセドウ病はTRAbが陽性となるが、無痛性甲状腺炎の中にはまれにTRAbが陽性の症例があり、土岐氏はこうした鑑別困難な症例に対して血流量を評価する意義が高いとの認識を示した。
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