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病院システムを「クラウド型」へ 厚労省が方針



 厚生労働省は12月2日、関連のワーキンググループ(WG)で、電子カルテやレセコン、部門システムを「クラウド型」へ移行させていく方針を明らかにした。今後、国がシステムの標準仕様を示し、段階的に普及させていく案を示し、WGで了承された。

 現在は、院内にサーバーや端末機器などを設置する「オンプレミス型」が主に採用され、アプリケーションも病院ごとにカスタマイズするケースが多い。これがセキュリティー対応の脆弱さやシステム関連経費の負担増につながっているなどとして、クラウド型を推進する。小規模医療機関を中心にクラウド型を普及させつつ、標準仕様に準拠した病院システムをグループ病院が導入するなど、段階的に進めていく方針だ。

 標準仕様をまとめる時期などは明らかにしていない。

 同日のWGでは、「方向性はいいが必ずしもコストダウンにならないことに留意が必要」などの意見があり、今後丁寧に議論していく。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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