眼底画像から血糖値など推定 眼科学会などがAIモデルmitsui046月16日読了時間: 1分 日本眼科学会、名古屋大学、国立情報学研究所(NII)は、眼底画像から個人の血圧や血糖値などの代謝関連指標を推定するAIモデルを開発し、無償公開した。日本医療研究開発機構(AMED)の支援事業による成果で、3者が5月12日に発表した。 日本眼科学会は、2019年に設立した「Japan Ocular Imaging Registry(JOIR)」のデータベースの画像データを活用して、NIIと共同でAIの開発を進めている。今回は名古屋大学も加わり、血圧(収縮期と拡張期)、血糖値、腹囲、BMIの真値が付与された眼底写真約13万枚を学習データとし、これら代謝関連指標の推定を行うAIを開発した。 検証によると、既報のAIモデルより学習用画像数は少ないが、それに匹敵する性能を示したという。研究グループでは、メタボリック症候群を予防する研究などへの活用を期待している。 今回開発されたAIモデルは、JOIRのウェブページからダウンロードできる。