精度管理事業の運営見直し検討 日臨技・横地会長mitsui045月1日読了時間: 1分若手検査技師も多く参加した特別講演 日本臨床衛生検査技師会の横地常広会長は4月20日、福井大病院で開かれた福井県医学検査学会で、日臨技の活動や課題、今後の方向性などについて講演した。精度管理事業の改善、生涯教育研修制度の再構築などの優先順位の高いテーマの現状について説明した。 精度管理事業では標準物質や梱包機材、発送経費などが高騰していることに言及。運営経費の増加に伴い赤字事業になっているとし、安定的な事業継続には受検料の引き上げも選択肢になるとの認識を示した。ただ、受検料を引き上げる際には「根拠となるエビデンスをしっかり示し、参加施設に事前に情報を提供し、意見交換に努めた上で理解を求める」と語った。 年1回開催している精度管理報告会の運営見直しも検討テーマの一つに挙げた。例えば、現地開催からウェブ開催への変更、参加費無償化の可能性を挙げたほか、「各分野での精度管理報告について、もう少し時間をしっかり確保して意見交換することが必要ではないか」と述べた。