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紅麹の健康障害で検査値所見 腎臓学会が中間報告

出典:4月9日会見資料

 日本腎臓学会は4月9日、小林製薬の紅麹入りサプリメントを服用した人の健康被害について学会調査の中間報告を公表した。4日時点で登録のあった95症例の主訴や治療などをまとめており、特徴的な所見として検査値についても下記の通り記載している。


【特徴的所見】(一部)

▽低カリウム血症(中央値3.4mEq/L、約59%が3.5mEq/L未満)

▽低リン血症(中央値2.0mg/dL、約70%が2.5mg/dL未満)

▽低尿酸血症(中央値1.7mg/dL、約60%が2.0mg/dL未満)

▽代謝性アシドーシス(HCO3- 中央値17.1mmol/L、約57%が18.0mmol/L未満)

▽尿糖陽性(約79%が3+以上)


 健康障害を受けた人の大半に見られるファンコニー症候群では、尿細管が障害されるため、カリウムやリンなどを体内にとどめておくことができず、低カリウム血症などが起こるという。一方で、同症候群としては「尿蛋白がやや多い印象がある」としている。

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