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細菌検査項目を広く引き上げ 24年度改定、「10項目以上」は3点下げ

小塩隆士会長(左)から答申書を受け取る濵地雅一副大臣(中央)

 中医協は2月14日の総会で、2024年度診療報酬改定について武見敬三厚生労働相に答申した。細菌感受性検査を最大20点増とするなど細菌検査の点数を広く引き上げる一方、「血液化学検査(10項目以上)」は前回の改定と同じ3点を引き下げ、103点とする。採血料に当たる「血液採取(静脈)」は現行37点から40点にする。厚生労働省は3月5日に改定を告示する予定で、6月の実施に向けて、法令上の手続きを進める。


 臨床検査関連では、細菌検査領域の点数が前回改定に続き、広く増点となる。日本臨床検査医学会が重点事項の一つとして要望し、中医協の医療技術評価分科会による検討の結果、「対応する優先度が高い技術」の全177件の中に位置付けられていた。


 具体的には、細菌培養同定検査は、検体種に応じて5~20点、細菌薬剤感受性検査は菌種数に応じて5~20点引き上げる。そのほか、「排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査」のうち「その他のもの」の点数を3点増の67点とする。


●採血料は3点増


 「血液採取(静脈)」は3点増の40点にし、乳幼児加算を5点増の35点とする。2016年改定から増点が続いているが、日本臨床検査医学会や日本臨床衛生検査技師会などが、依然として必要コストとの乖離が大きいと50点への引き上げを求めていた。


 また、検査コストが実施料を上回っているとして日本臨床検査専門医会が増点を要望していた「末梢血液像(鏡検法)」の「特殊染色加算」は10点増の37点。「骨髄像」の「特殊染色加算」は20点増の60点となる。「血小板凝集能」については「鑑別診断の補助に用いるもの」を新たに評価することとし450点を設定した。


●「インフルエンザ核酸検出」を収載


 新規の検査としては、「インフルエンザ核酸検出(迅速)」(291点)が収載される。抗原検査と同程度に簡便で迅速な核酸検出検査キットが薬事承認されており、診療所などで早期診断の症例を拾い上げやすくする。東ソーが日本感染症学会、日本臨床微生物学会と共同で申請書を作成した。


●「前回と同数の引き下げ」


 外注検査価格と乖離が大きい検体検査の実施料は引き下げる。引き下げは「血液化学検査(10項目以上)」など170項目で、厚労省では「前回改定とほぼ同数の引き下げとなった」としている。

 SARS-CoV-2抗原検出(定性)は300点から150点にする。


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