中医協は昨年12月22日の総会で、臨床検査2件の保険適用を了承した。いずれも「E3(新項目)」として2024年1月収載予定。
特殊免疫研究所が申請していた「イムニス サイトケラチン18F EIA」は、血清中のヒトサイトケラチン18フラグメント(CK-18F)を酵素免疫測定法(定量)により検出し、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の診断を補助する。保険点数は、「D007-48 Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体、マロンジアルデヒド修飾LDL(MDA-LDL)、オートタキシン」を準用し194点となった。
もう1件は、富士レビオの「ルミパルスプレストPGE-MUM」。尿中のプロスタグランジンE主要代謝物を、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA、定量)により検出し、潰瘍性大腸炎(UC)の病態把握を補助する。保険点数は、「D001 尿中特殊物質定性定量検査 8アルブミン定量(尿)」と「D013 肝炎ウイルス関連検査 3 HBs抗原、HBs抗体」を準用(合算)して187点となった。
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