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血培ボトルの扱いを分かりやすく記載 日衛協がGL改訂

  • mitsui04
  • 6月2日
  • 読了時間: 1分
 日本衛生検査所協会はこのほど、「細菌検査検体取り扱いガイドライン(GL)」の第3版を発行した。2024年に血液培養ボトルの供給制限が発生し、各施設で対応が求められたことなどをきっかけに、血液検体の採取方法や注意点の記載内容を見直し、より分かりやすい記載に改めた。

 GLは、施設から衛生検査所に検体の取り扱いについて問い合わせなどがあった際、回答の指針になるもの。検体の採取方法や注意点を検査部位や検体別に解説している。

 前版では、血液検体を血液培養ボトルで取り扱う際のポイントを列記していたが、改訂版では「①採取時期」「②血液培養ボトルの準備」「③採血部位の決定と消毒」などと検体採取の流れに沿って整理し、それぞれのポイントを示した。

 例えば採血について、従来「通常、採血量は培養液の1/5~1/10量。多すぎると検出率が落ちる」としていたが、改訂版では、「20mL用の滅菌注射器で、15mLまたは20mL採血する」と記載した。さらに「15mL採血した場合は嫌気用、好気用ボトルにそれぞれ7.5mLずつ接種する。20mL採血した場合は嫌気用、好気用ボトルにそれぞれ10mLずつ接種する」と付記した。
2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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