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進行膵臓がんの予後指標モデルを開発 名古屋大学などの研究グループ

  • kona36
  • 5月26日
  • 読了時間: 1分

 名古屋大学と富山大学は4月29日、進行膵臓がんの新たな予後指標モデルを開発したと発表した。FUT2/3遺伝子タイプと腫瘍マーカーのCA19-9、DUPAN-2を組み合わせた指標で、一般的な腫瘍マーカーの正常値だけに頼った指標と比べ、より正確な生存率を予測することができたという。

 開発したのは、名古屋大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科の田中晴祥助教を中心とした研究グループ。

 研究グループでは、FUT2遺伝子、FUT3遺伝子のタイプ別に、腫瘍マーカーのCA19-9やDUPAN-2の値に個人差があることに着目。遺伝子タイプと腫瘍マーカーを組み合わせ、手術の可否やそのタイミングを判定する指標を開発した。診断時には切除できないと診断された膵臓がん患者で解析すると、一般的な腫瘍マーカーの正常値を参考にした指標と比べて、予後予測能力が優れていることが分かった。
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