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遠隔から脳死判定を支援 PHC傘下企業と聖マリ大などが事業


 PHCホールディングス傘下のウィーメックス(東京都渋谷区)は1月16日、聖マリアンナ医科大学病院と組み、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を法的脳死判定などに活用する実証事業を行っていると発表した。


 日本臓器移植ネットワークの事業の一環。同大学病院と、東京、千葉、神奈川の4つの協力施設との間を結び、脳死疑いの患者が発生した際、患者の状態の確認などを遠隔から支援する。実証事業を通じ1月時点で2件の法的脳死判定・臓器評価を行ったとしている。


 Teladoc HEALTHは、ビデオ通話が可能なカートを使い、遠隔地との間を画像と音声でリアルタイムにつなぐシステム。遠隔の医師がリモート操作でカメラのアングルを変えたりでき、超音波診断装置や生体モニタなどの周辺医療機器と接続できる。


 事業に参加する協力施設は、横須賀市立うわまち病院(神奈川県横須賀市)、東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)などの4施設。事業期間は昨年8月から今年3月末まで。


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