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遺伝子検査の質保証体制の見解を改定 日衛協

 日本衛生検査所協会はこのほど、「遺伝子関連検査の質保証体制についての見解」を改定した。2023年6月にゲノム医療推進法が施行されたことなどを受け、ゲノム解析を受託した検査分析機関の責任範囲を整理し、分析的妥当性を確保した上で得られたデータを受託先に報告することを最重要課題と位置付けた。

 NGSを用いた全エクソームシークエンシング(WES)や全ゲノムシークエンシング(WGS)で得られるゲノムデータの質の確保について、検査分析機関の責任範囲を整理して示す必要性があると認識。分析的妥当性を確保した上で得られたデータを受託先に報告することを検査分析機関の最重要課題とし、さらにデータの質を確保するためには分析能力やデータ解析能力の向上も必要との考えを示した。

 見解に付けている参考資料では、ゲノム医療や遺伝子検査に関連する学会や団体から公表されている最新の関連指針やガイドラインを一覧で示した。

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