針穿刺ロボットで医師の被ばく低減 岡山大が開発kona366月23日読了時間: 1分岡山大学が開発した針穿刺ロボット 岡山大学は5月27日、がんの低侵襲治療であるCTガイド下IVRで、針穿刺ロボットを用いた医師主導治験が完了したと発表した。研究は日本医療研究開発機構(AMED)の支援事業で、同大学が開発したロボットによる針穿刺は、全例で成功。医師は被ばくすることなく、従来の手技による場合と同程度の精度で針穿刺ができることが示されたという。 CTガイド下IVRは、CT画像をリアルタイムに見ながら腫瘍に対して針を穿刺し、治療を行うもの。低侵襲の上、短時間で手技が行えるため実施件数が増加しているが、術者が放射線による被ばくをすることが問題となっている。 岡山大学では医工連携により、2012年からCTガイド下で病変に針を刺すためのロボット開発を進めている。医師主導治験では、ロボットを用いた針穿刺を16例に施行し、全例で成功。針穿刺の精度が確認できた。