非接触測定技術の実用化目指す 京セラ、心拍など検知 京セラは、スマートフォンやタブレット端末を活用した医療分野向けのサービスやアプリケーション開発を強化する。ミリ波を使ってベッド上の患者の姿勢を確認できるモニタリング技術などを開発し、2026年ごろに実用化する方針。 開発中の技術は「非接触インテリジェントミリ波センシングシステム」と名付けられ、心拍や呼吸などの生体振動を非接触で高精度に検知する。心拍間隔のセンシングでは、心拍間隔時間分解能は1msを確保し、心電計との誤差精度を±10%以内にまで高めた。 この技術を離床センシングにも応用する。カメラなしでベッドからの転倒、転落を検知でき、転落後の患者の状況の把握が可能。 同社は6月18日の報道関係者向けの説明会で、これらの開発中の技術について「医療機器とはせずに技術を提供していきたい。診断につなげるものではなく、見せ方を工夫することで現場の役に立つものとしたい」とし、まずは非医療機器で市場に投入する方針を示した。
京セラは、スマートフォンやタブレット端末を活用した医療分野向けのサービスやアプリケーション開発を強化する。ミリ波を使ってベッド上の患者の姿勢を確認できるモニタリング技術などを開発し、2026年ごろに実用化する方針。 開発中の技術は「非接触インテリジェントミリ波センシングシステム」と名付けられ、心拍や呼吸などの生体振動を非接触で高精度に検知する。心拍間隔のセンシングでは、心拍間隔時間分解能は1msを確保し、心電計との誤差精度を±10%以内にまで高めた。 この技術を離床センシングにも応用する。カメラなしでベッドからの転倒、転落を検知でき、転落後の患者の状況の把握が可能。 同社は6月18日の報道関係者向けの説明会で、これらの開発中の技術について「医療機器とはせずに技術を提供していきたい。診断につなげるものではなく、見せ方を工夫することで現場の役に立つものとしたい」とし、まずは非医療機器で市場に投入する方針を示した。