風疹抗体価検査で80人のデータ取り違え SOPなく口頭でデータ伝達kona364 日前読了時間: 1分会見で謝罪する脇田所長(中央、当時) 国立感染症研究所は3月28日に記者会見し、過去に定期接種の機会がなかった男性の風疹抗体価を測定するAMED(日本医療研究開発機構)研究で、誤った結果を80人に返却していたと発表した。 標準作業手順書(SOP)がなく、測定担当者から解析担当者へデータを渡す際、ファイル番号を口頭で伝えたためにデータの取り違えが起きたという。感染研では再発防止のため、今後は研究でもSOPを作成し、さらにデータ共有システムを導入する。 説明によると、三重・福島・沖縄の男性199人の血清検体についてELISA法で風疹抗体価を測定し、昨年12月に結果を返却した。その後、HI法で再検査したところ、昨年12月3日に測定した80人分のデータの取り違えに気付いた。