CAR-T療法の神経毒性予測マーカーを発見 九州大の研究グループmitsui043月24日読了時間: 1分 九州大学は3月10日、オンライン説明会を開き、キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法の神経毒性を予測する新規バイオマーカー「C1RL/FUCA2」を発見したと発表した。治療前の髄液検査で、副作用の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)を予測するマーカーとして発見。解析結果では、AUC(ROC曲線下面積)0.95という高い精度を示した。國﨑氏(提供写真) 説明した九州大学大学院医学研究院臨床検査医学分野の國﨑祐哉教授は、今後より簡便な検査法を開発することで「ICANSに対する早期介入につながり、CAR-T治療の安全性向上に貢献することを期待している」と話した。 発見したのは國﨑氏と、九州大学病院検査部の野見山倫子氏、瀬戸山大樹助教、血液腫瘍心血管内科の加藤光次准教授らの研究グループ。資料はこちら