富士経済はこのほど、がんゲノムプロファイリング(CGP)検査の市場規模は2035年に540億円にまで拡大するとの予測をまとめた。市場拡大が続いていることに加え、エキスパートパネルが実施できる施設が増加してきていること、血液がんを対象とする遺伝子パネル検査が開始されることから今後急速な拡大が見込まれると予測した。
CGPの市場規模は、2023年に対前年比9.2%増の95億円となり、2024年には101億円に拡大すると見込む。2025年以降の急速な拡大を予想し、同年に140億円、2030年には460億円となるとしている。
CGPなどのゲノム検査全体の市場規模は、2023年に263億円で、2035年には5.4倍の1412億円になると予測。適応がん種の拡大などが進むとみている。
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