〈記者コラム〉臨床検査は面白い! 厚生労働省18階の廊下にベビーカーが3台並んで止めてあり、部屋の中からは子どもたちの話し声が聞こえてきた。毎年夏休み期間中に開催される「こども霞が関見学デー」は、子どもたちが各省庁の職場を見学したり、さまざまなプログラムを体験できるイベントだ。今年は8月7、8日の2日間で開催され、厚労省では省内を巡るスタンプラリー、上手な医療のかかり方や食品の安全について学ぶクイズなどのプログラムが提供された。 臨床検査関連のプログラム「うんちやおしっこ・血液を検査するとなにがわかるかな? ~白衣を着て臨床検査を体験しよう!!~」は、省内の部屋に設けられた展示ブースで、講師が血液の働きなどについて解説、便や血液の模擬検査の体験があった。 模擬検査の体験は、子どもたちが一段と楽しそうに見えた。尿や便は自分の体から排泄されるものであり、日常生活の中で目にすることがあるものだ。健康のためにそれらを調べる臨床検査を、サンプルを使って自分で実施してみることができる。講師の説明に従って、模擬検査を実施していく子どもたちの顔は真剣だった。 子どもたちの背後に立って様子をのぞいている保護者も、講師の説明を熱心に聞いている人が多かった。尿や便の検査は、定期健康診断などで多くの人が経験する。検査の目的や測定の仕組みなどについて分かりやすい説明を聞くことは、大人にとっても学びが多いかもしれない。 臨床検査関連のプログラムの受付人数は2日間で790人となり、昨年の約700人を上回って過去最高を更新したという。参加者に人気のプログラムになっている。 子どもたちに「臨床検査は面白い!」と思ってもらえることは、臨床検査関連の仕事に携わる人にとって「やりがい」につながる気がする。取材に出かけた記者の私は、子どもたちの様子に刺激を受けて、「また、頑張ろう」と思えた。(河)
厚生労働省18階の廊下にベビーカーが3台並んで止めてあり、部屋の中からは子どもたちの話し声が聞こえてきた。毎年夏休み期間中に開催される「こども霞が関見学デー」は、子どもたちが各省庁の職場を見学したり、さまざまなプログラムを体験できるイベントだ。今年は8月7、8日の2日間で開催され、厚労省では省内を巡るスタンプラリー、上手な医療のかかり方や食品の安全について学ぶクイズなどのプログラムが提供された。 臨床検査関連のプログラム「うんちやおしっこ・血液を検査するとなにがわかるかな? ~白衣を着て臨床検査を体験しよう!!~」は、省内の部屋に設けられた展示ブースで、講師が血液の働きなどについて解説、便や血液の模擬検査の体験があった。 模擬検査の体験は、子どもたちが一段と楽しそうに見えた。尿や便は自分の体から排泄されるものであり、日常生活の中で目にすることがあるものだ。健康のためにそれらを調べる臨床検査を、サンプルを使って自分で実施してみることができる。講師の説明に従って、模擬検査を実施していく子どもたちの顔は真剣だった。 子どもたちの背後に立って様子をのぞいている保護者も、講師の説明を熱心に聞いている人が多かった。尿や便の検査は、定期健康診断などで多くの人が経験する。検査の目的や測定の仕組みなどについて分かりやすい説明を聞くことは、大人にとっても学びが多いかもしれない。 臨床検査関連のプログラムの受付人数は2日間で790人となり、昨年の約700人を上回って過去最高を更新したという。参加者に人気のプログラムになっている。 子どもたちに「臨床検査は面白い!」と思ってもらえることは、臨床検査関連の仕事に携わる人にとって「やりがい」につながる気がする。取材に出かけた記者の私は、子どもたちの様子に刺激を受けて、「また、頑張ろう」と思えた。(河)
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