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〈記者コラム〉検査技師のドラマを見てみたい

 日本臨床衛生検査技師会がホームページで公開中の「みんな知ってる?臨床検査技師のしごと」をご覧になっただろうか? 女優の北御門亜美(きたみかど・あみ)さんが臨床検査技師役を務め、皆さんが日常的に取り組んでいる業務を紹介しながら、職種の魅力を分かりやすく伝える7分程度のスペシャル動画だ。

 北御門さんは佐賀県出身の24歳。映画「ゴジラ-1.0」をはじめ、JTBや全日空商事(ANA)、東武鉄道、家庭教師のトライなどのCMで活躍している新鋭女優だ。臨床検査技師になりきっての振る舞いや豊かな表情はさすがプロで、PR動画として完成度の高い仕上がりになっている。

 ターゲットに据える若年層が親しみを感じられるという点で、北御門さんのような若いタレント起用は効果的なアプローチに映る。どれだけ多くの若年層にいかに見てもらうかという課題はあるにせよ、北御門さんが演じる、明るく爽やかな臨床検査技師の姿を見て、「この仕事をしてみたい」と感じさせるきっかけになる可能性は十分にある。

 女優として売り出し中の北御門さんのPR動画を見て、あればいいなと感じたのが臨床検査技師を真っ正面から取り上げたドラマや漫画、ドキュメンタリー番組だ。長瀬智也さんを主役に据えたドラマ「フラジャイル」で病理医が広く知られるようになり、そのストーリーが若い臨床検査技師からも共感を呼んだのは10年近く前。その後のコロナ禍で脚光を浴びた職種として、医療現場での臨床検査技師の活躍がしっかり描かれるような作品がそろそろ登場してもいいのではないかと思っている。そういうドラマで改めて臨床検査技師役を演じる北御門さんも見てみたい。(水)




2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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