CRE、遺伝子確認も届け出対象 厚労省、来年4月に基準を見直しWeb併用で開催された感染症部会 厚生労働省の感染症部会は12月13日、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)に起因する薬剤耐性菌感染症について、感染症法に基づくサーベイランスでの届け出基準の一部見直しをおおむね了承した。2025年4月から新たな基準に移行を予定する。 見直しでは、5類感染症に位置付けられている4つの薬剤耐性菌感染症について届け出基準を変更する。 CREについては、薬剤感受性試験に加えて、「MEPMのMIC(または、阻止円直径)にかかわらず、カルバペネマーゼ産生、またはカルバペネマーゼ遺伝子が確認されること」を盛り込んだ。 MRSAについては、オキサシリン(MPIPC)のディスク拡散法での阻止円直径の基準を削除する。一方、セフォキシチン(CFX)のディスク拡散法の基準を21mm以下、微量液体希釈法の最小発育阻止濃度(MIC)を8μg/mL以上とする基準を新設する。従来、微量液体希釈法でのMIC値としている「4μg/mL以上」の基準は変更しない。 PRSPについては、微量液体希釈法で無菌検体以外のMICを4μg/mL以上とする。資料はこちら
Web併用で開催された感染症部会 厚生労働省の感染症部会は12月13日、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)に起因する薬剤耐性菌感染症について、感染症法に基づくサーベイランスでの届け出基準の一部見直しをおおむね了承した。2025年4月から新たな基準に移行を予定する。 見直しでは、5類感染症に位置付けられている4つの薬剤耐性菌感染症について届け出基準を変更する。 CREについては、薬剤感受性試験に加えて、「MEPMのMIC(または、阻止円直径)にかかわらず、カルバペネマーゼ産生、またはカルバペネマーゼ遺伝子が確認されること」を盛り込んだ。 MRSAについては、オキサシリン(MPIPC)のディスク拡散法での阻止円直径の基準を削除する。一方、セフォキシチン(CFX)のディスク拡散法の基準を21mm以下、微量液体希釈法の最小発育阻止濃度(MIC)を8μg/mL以上とする基準を新設する。従来、微量液体希釈法でのMIC値としている「4μg/mL以上」の基準は変更しない。 PRSPについては、微量液体希釈法で無菌検体以外のMICを4μg/mL以上とする。資料はこちら